ホームセンターで手軽に購入できるぼかし肥料を簡単に紹介します。初心者でも使いやすい市販のぼかし肥料や、ぼかし肥料を自分で作るために必要な原材料についても紹介します。
ホームセンターで肥料は市販されているか・購入できるか
ホームセンターで肥料は購入できるのでしょうか?結論から話すと、コメリやカインズ(CAINZ)、コーナンなどは、園芸向けの商品を多数取り扱っており、肥料も購入することができます。一般的なホームセンターであれば、在庫切れなどがない限り販売されているので安心して購入できます。
カインズ、コーナンなどは、一般的なガーデニング用品から少しマニアックな専用肥料まで幅広く取り扱いがあります。また、ブランド独自のオリジナル商品のラインナップもあり、豊富な種類から肥料を選択して購入することができます。
特にコメリは、農家向けの商材も多数取り扱っているため、専用肥料の取り扱いも多いです。農家も使っている肥料かもしれないと考えると、安心感が増しますね。
ホームセンターで買える市販のぼかし肥料と原材料
ホームセンターでは、ぼかし肥料も多数取り扱われています。また、ぼかし肥料を自分で作るために必要な原材料(米ぬかなどの有機質、EM菌や糖蜜、コーランネオなどの資材)も販売されています。
市販されているぼかし肥料の製品
サンアンドホープ ぼかし完熟有機100%肥料
草花や野菜、観葉植物などあらゆる植物に最適なぼかし肥料です。醗酵済みの有機肥料なので、安心して元肥・追肥・置き肥・お礼肥などに利用できます。
東商 花と野菜のぼかし肥料
多種類の天然素材をこうじ菌や乳酸菌などで手間暇かけて東商独自の製法により醗酵させた『ぼかし肥料』です。発酵処理により各種栄養が増加し、肥料としての効果が高く、また各種天然素材は土をよくするので、花・野菜が立派に育ちます。
原材料は下記9種類が使用されており、100%天然素材であることを売りにしています。
そのほかにも、多数の種類のぼかし肥料がありますので、実際に店頭を覗いてみることをおすすめします。
市販されているぼかし肥料の原材料
ぼかし肥料の原材料もホームセンターで購入できます。
ぼかし肥料の原材料は、主に有機物資材と発酵のもとになる促進剤の2つに分けることができます。どちらもホームセンターで手に入れることができます。
有機物資材の例を以下に掲載しますので参考にしてホームセンターで探してみてください。
また、発酵促進剤もホームセンターで手に入れることができます。コーランネオやEM資材は手に入れやすい資材なので探してみてください。
ホームセンターの他に購入できる場所
ぼかし肥料は、ホームセンター以外でも購入できます。購入できる場所の具体例は、以下のとおりです。
ぼかし肥料とは
ぼかし肥料とは、油かすや米ぬか、籾殻(もみ殻)、鶏糞(鶏ふん)など複数の有機質資材を配合させたものに土(土着菌)や発酵促進剤などを加えて、発酵させた肥料のことを指します。昔は有機質を土などで肥料分を薄めて肥効を「ぼかす」としていたことから、ぼかし肥料という名前がついたと言われています。
ぼかし肥料は、昔の農家では自分たちで独自で作っていましたが、化学肥料が発明されて窒素、リン酸、カリウム(加里)などの養分が手軽に補えるようになったことから、製造、使用されることも少なくなりました。しかし、近年は可能な限り化学肥料を使わない栽培方法(特別栽培や有機栽培)が人気となり、再び「ぼかし肥料」に注目が集まっています。
発酵させることにより、有機肥料(有機質肥料)に比べて植物が吸収することができるアンモニア態窒素、硝酸態窒素に無機化されるため、施してからすぐに肥料が効き始める速効性が備わっています。緩効性、遅効性という有機肥料の特長に、速効性を併せ持つことによって、より使い方の幅が広がる肥料となっています。
また、自分でぼかし肥料を作ることもできます。正直、良質なぼかし肥料を作るのは結構難しく手間のかかる作業なので、家庭菜園や園芸などで有機栽培に挑戦されたいという方は購入されることをおすすめします。