この記事では、コメリなどホームセンターで販売されているブルーベリー向けの肥料やブルーベリーに合う肥料を紹介します。
コメリで肥料は購入できるか?
コメリで肥料は購入できるのでしょうか?結論から話すと、コメリは園芸向けの商品を多数取り扱っており、肥料も購入することができます。コメリだけではなく、一般的なカインズ(CAINZ)やコーナンなど一般的なホームセンターであれば、在庫切れなどがない限り安心して購入できます。
コメリなどホームセンターで購入できるブルーベリー専用の肥料
著者の拠点である関東圏のコメリやカインズなどホームセンターを回ってみると、ブルーベリー専用とされた肥料は一部店舗で取り扱いがありました。ホームセンターは、さすがの品揃えで安心ですね。
ホームセンターでは、一般的に信頼ある肥料メーカーの商品が販売されています。下記に実際に販売されていた商品の一例を紹介します。
ブルーベリー専用肥料以外を施肥することはできるか
ホームセンターには、三大要素と言われる窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)をバランス良く配合された化成肥料や粒状油かす、花と野菜の肥料(鶏糞ペレット)、有機入り元肥肥料、鉢花・観葉植物用の肥料など、様々な製品が販売されています。
一般的にブルーベリーも他の植物同様に、土壌中の栄養分を吸収して生長しますので、上記の肥料を使用して大きな問題となることは少ないでしょう。
しかし、ブルーベリーは酸性土壌を好む果樹です。そのため、8-8-8や10-10-10の一般的な化成肥料を与え続けると土壌酸度(pH)のバランスが崩れて生長に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、初心者の方は、予め酸度調整がされたブルーベリー専用肥料を利用することをおすすめします。
自分でもブルーベリー専用の肥料をつくることができます。硫安(硫酸アンモニウム)-過リン酸石灰-硫酸カリウムを4-3-1の割合で配合し、混ぜ合わせます。
但し、樹の状態や気候を考慮した施肥が必要です。また、硝酸態窒素やアンモニア態窒素などの無機態窒素(チッソ)は速い効果すなわち速効性があり、よく効くものの「肥料焼け」の原因となるので、利用する場合には様子を見ながらよく観察して、少しずつ与える必要があります。
そのため、初心者の方は既に配合された果樹用の化成肥料、もしくはブルーベリー専用肥料を使用することをおすすめします。
なお、硝酸態窒素やアンモニア態窒素などの無機態窒素(チッソ)は速い効果すなわち速効性があり、よく効くものの「肥料焼け」の原因となるので、利用する場合には様子を見ながらよく観察して、少しずつ与えるようにしましょう。
特に、ブルーベリーは他の作物よりアンモニア態窒素を好んで吸収しますので、硝酸態窒素のみを与え続けている場合には生育が落ちると言われています。そのため、大規模に栽培されている方は、尿素肥料や硫安(硫酸アンモニウム)の施用も効果的です。
\尿素肥料についての詳細/
他にも米ぬかや油かすを主体とした有機質肥料(有機肥料)、ぼかし肥料などもおすすめです。
コメリなどホームセンター以外で購入できる場所
\購入できる場所の詳細はまとめページへ/
ブルーベリーの肥料は、コメリなどホームセンター以外でも購入できます。購入できる場所の具体例は、以下のとおりです。
ブルーベリーの肥料やりの時期と与え方
それではブルーベリーの肥料はいつどのように与えればよいのでしょうか。関東地方以西を基準とした毎月の管理について、説明していきます。
- 1月・2月休眠期
冬はブルーベリーの休眠期です。肥料は与えません。
- 3月生育期
春は寒い冬の休眠期から目覚め生長期に入ります。芽生え(萌芽)・開花の時期ですのでしっかり肥料を与えましょう。
鉢植えは植え替えの適期です。2年に1度、できれば毎年植え替えをします。新しい用土に植え替えた後、元肥として、固形の緩効性肥料を株元に置き肥します。
庭植えの場合は、油かす主体の有機性肥料を、元肥(春肥)として施します。株元にドーナツ状にまいた後、用土を少し耕して混ぜ合わせます。
- 4月生育期
3月に、鉢植え・庭植えともしっかり元肥を施してあるので不要です。
- 5月生育期
新しい枝や、果実のために肥料を施します。5月中旬にハイブッシュ系の早性品種に緩効性肥料を鉢植えは置き肥し、株元にドーナツ状にまいた後、用土を少し耕して混ぜ合わせます。
- 6月〜7月生育期
晩生品種のラビット系は5月下旬から6月上旬に追肥します。鉢植えは緩効性肥料は置き肥し、庭植えは株元にドーナツ状にまいた後、用土を少し耕して混ぜ合わせます。
- 8月~10月生育期
収穫が終わった木からお礼肥として、追肥をしましょう。鉢植え・庭植えともに緩効性肥料を施します。
- 10月・11月
12月休眠期収穫後のお礼肥が終わったら、肥料は次の3月まで与えません。この時期に肥料を与えると、成長した新しい枝(新梢)が冬に凍ってしまう可能性があります。
寒冷地では11月が植え替え、庭への植え付けの適期です。この時には元肥は施しません。
(補足)コメリとは
コメリは、株式会社コメリが運営するホームセンターです。新潟県を中心に ホームセンターのチェーン店「コメリパワー」「コメリ ハードアンドグリーン」「コメリ アテーナ」「コメリ PRO」など多彩なブランド店舗を展開し、幅広くアイテムを取り揃えています。
農業・園芸用品も豊富で、プロ農家が利用する農機具、農機、肥料なども購入することができます。
店舗だけではなく、「コメリドットコム」という通販サイトもあります。