バラの肥料は種類が多いので、どれを使うべきなのか悩んでしまうことも多いかと思います。この記事では、ハイポネックスのバラ専用肥料を中心に、どんな時にどんな肥料を使うべきか、わかりやすく説明します。
ハイポネックス(Hyponex)とは?
ハイポネックスとは、園芸用肥料・園芸用品の輸入・販売などを行っている株式会社ハイポネックスジャパンが販売している肥料の総称です。ハイポネックスシリーズの肥料は様々な用途、植物に対応していて、それぞれに合った肥料を選んで使用することで、より強く立派な植物を育てることができます。口頭などで「ハイポネックス」と言われる場合には「ハイポネックス原液」という肥料を指していることが多いです。
地植えバラ肥料 ハイポネックス肥料のおすすめ
元肥におすすめ
リン酸が多い肥料を使いたい人は、「BrilliantGarden バラのまくだけ肥料」「Balife バライフ バラのまくだけ肥料」もおすすめ。肥料成分はチッ素(N):リン酸(P):カリ(K)=7:23:6+有機成分が含まれています。リンサンは開花や結実を促すので、花が次々と咲く四季咲きのバラに追肥としても使えます。
追肥におすすめ
追肥には、元肥で使った肥料「バラの天然有機100%肥料」・「BrilliantGarden バラのまくだけ肥料」「Balife バライフ バラのまくだけ肥料」ももちろん使えます。
速効性のある液体肥料を使いたい場合は、バラ専用の「専用液肥 -バラ-」や液体肥料といえばこれ「ハイポネックス原液」も使えます。バラの専用液肥の肥料成分は、チッ素(N):リン酸(P):カリ(K)=4-6-6、ハイポネックス原液は、チッ素(N):リン酸(P):カリ(K)N=6-10-5です。
液肥を使う時は、雨上がりや水やりの後に使うと効果的です。
寒肥におすすめ
寒肥は、庭植えだけに行います。元肥で使った肥料でOKです。「BrilliantGarden バラのまくだけ肥料」「Balife バライフ バラのまくだけ肥料」を使うと、リン酸成分が多いため根の張りを良くし、株を丈夫にしてくれます。
鉢植えバラ肥料 ハイポネックス肥料のおすすめ
元肥におすすめ
鉢植えでも有機肥料が入ったものを使い人には、「BrilliantGarden バラのまくだけ肥料」「Balife バライフ バラのまくだけ肥料」がおすすめ。元肥にも追肥にも使えます。
天然素材を使用した成分が多い有機肥料は、素材から臭いが発生したり、 細かい虫が寄ってくることがあります。ベランダ栽培したい場合にははあまり向きません。バラには有機肥料がおすすめとよくいわれますが、鉢植えであればそれほど大きな差はありません。ただし化学肥料のみで育てる場合には用土に、腐葉土などを混ぜて微量要素を補充しましょう。
臭いが気になる人は、マグァンプKの大粒もおすすめです。
また鉢植えのに植え付けする時には、土も必要です。一緒に揃えたい場合は元肥が配合されている培養土が簡単でおすすめです。
追肥
追肥には、元肥でも使える「BrilliantGarden バラのまくだけ肥料」「Balife バライフ バラのまくだけ肥料」も使えます。
鉢植えには、肥料の量や希釈倍率を計算しなくて済み、少しずつ溶け出してくる錠剤タイプの肥料もおすすめ。錠剤タイプは有機肥料が配合されていても、臭いが少ないのも特徴です。錠剤タイプは、「BrilliantGarden バラの置肥」や「Balife バライフ バラの置肥」「バラ専用置肥」があります。
また鉢植えの場合は、庭植えに比べ水やりなどで肥料切れをおこしやすくなります。花後に株に元気がないときや、株全体の葉の緑が薄くなり黄化している場合は、速効性のある液体肥料(液肥)を与えましょう。液肥を使う時は、雨上がりや水やりの後に使うと効果的です。
ハイポネックスには、アブラムシ駆除と肥料が同時にできるものもあります。
次々と花を咲かせるミニバラには、専用の置き肥もあります。ミニバラを丈夫にし、次々と花を咲かせるために必要な肥料成分と微量要素を配合しています。
寒肥
鉢植えの場合は、寒肥は不要です。植え替えをしない場合には、3月に固形の緩効性肥料などを追肥しましょう。
活力剤
肥料ではありませんが、夏バテ気味のバラには活力剤もおすすめです。夏はバラも暑さによって根が弱って元気がなくなることもあります。根の弱っているときに肥料を与えても、弱った根は肥料分をすいあげることができません。
そこで活力剤を使って根を強くします。バラの新しい葉が伸びる頃の葉面散布にも使えます。水でうすめて使うタイプのほか、土壌に挿してそのまま使えるアンプルタイプのものもあります。
バラの肥料の種類
まず最初にバラの肥料の種類について説明します。バラの肥料には3種類あります。
元肥
苗を植え付け(定植する)前に予め土壌へ施しておく肥料を「元肥(もとひ・もとごえ)」と言います。元肥は、初期生育を助ける働きがあり、肥料効果が長く続く緩効性や遅効性の肥料を施すのが一般的です。
追肥
苗の植え付け後(定植後)、植物が生長していくときに、土壌の肥料切れが起こらないように追加で施す肥料を「追肥(ついひ・おいごえ)」と言います。追肥を施す時期が遅れたりすると、植物の生育期に葉の色が薄くなったり、花が小さくなったりして最悪の場合、枯れてしまいます。特に窒素、カリウムは消費されるのが早いので適切な時期に追肥が必要です。
寒肥
毎年冬に施す肥料を「寒肥(かんごえ)」といいます。寒肥はその年のスタートとなる肥料で、1年を支えるベースとなる肥料です。肥料効果が長く続く緩効性や遅効性の肥料を施し、春先の成長に備えて、土に栄養分を与えるとともに、土壌改良の効果も期待できます。地植えのバラのみに与え、鉢植えには施しません。
地植えのバラは、土壌改良も上手に育てるためには必要です。そのため天然有機100%の「バラの天然有機100%肥料」がおすすめ。有機成分が土壌中の有用微生物を活性化させてくれるため、肥料+土壌改良の2つの効果を発揮します。有機肥料のため土に混ぜて使うタイプです。
土壌改良も肥料もしたい人におすすめ!追肥にも使えます。
おすすめバラの肥料
農家webにはバラの肥料の与え方や、ハイポネックス以外のおすすめの肥料の記事もあります。
まとめ
ハイポネックスには、バラの専用肥料だけでも多くの種類があります。品種や育てる環境によってもかわります。肥料ぐいともいわれるバラですが、与える量を間違えると花が咲かなかったり、枯れてしまうこともあります。
ここでは、ハイポネックスのバラ専用の肥料について詳しく説明しましたが、ハイポネックス原液や微粉ハイポネックスなどもバラの肥料として使えます。ハイポネックスの肥料は近くのホームセンターなどでも手軽にかえるのも人気の一つです。
どの肥料をつかうにしてもパッケージをよく読んで、希釈率や規定量を間違えないように使いましょう。また植物の様子をよく観察して、与え方などは工夫をして美しいバラを咲かせてみてください。