農家webかんたん栽培記録サービスのバナーです。
サボテン

サボテンの花を咲かせたい! 初心者におすすめの種類

サボテン

サボテンは、子孫を残すため美しい花を咲かせるものもたくさんあります。ここでは、初心者の方にも育てやすい、比較的花つきの良い品種や花サボテンと呼ばれる種類のサボテンについて、説明します。

花つきの良いサボテンの品種

サボテンは、多肉植物の一種です。サボテンの棘はアレオーレ(刺座)と呼ばれる綿毛が生えていることが、その特徴です。棘は外敵から守る役割もあるかもしれませんが、乾燥を防ぐために進化したといわれています。

またサボテンはその形状から、柱状に伸びる「柱サボテン」、平たい茎がウチワ状につくオプンチア属に代表される「ウチワサボテン」丸い球形の「球サボテン」、普通の植物のように見える「木の葉サボテン」の4つに大きくわけられます。花が付きやすいのは球サボテンが中心です。

玉翁(タマオキナ)

マミラリア属の球サボテン。白い毛でおおわれた円柱形で花冠をかぶったように花が一周するように開花します。開花時期は春で、紫紅色の小さな花を咲かせます。

マミラリア属では他に「鶴の子丸」「明星」「白珠丸」「金洋丸」「金松玉」などもあります。

白壇(ビャクダン)

カマエキリウス属の紐サボテン。ひも状に横に伸びるサボテンで群生します。開花時期は春で、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。

丈夫で繁殖力が強い品種です。冬に一度断水させると開花がよくなります。

短毛丸(タンゲマル)

エキノプシス属の球サボテン。生長とともに群生します。開花時期は夏の夜で、ラッパ上の白い大きな花を咲かせます。花の寿命は短く1日~2日です。

耐寒性が強く、日本の高温多湿にも対応でき、古くから暖地では露地植えでの冬越しも可能な品種です。生長が早いので鉢植えで育てるときは、1年に1度植え替えがおすすめです。

青王丸(セイオウマル)

ノトカクタス属の球サボテン。ノトカクタス属のサボテンはそれほど大型にならず、品種によりピンク・黄色・紫色などの花をつけます。棘にも色がついているものも多く、棘と花両方が楽しめます。青王丸は、黄色いの大きな花をつけ、中央の雌しべが赤くなります。

非常に丈夫で育てやすい品種で、このほかノトカクタス属の「すみれ丸」「小町」などもおすすめです。

雪晃(セッコウ)

パロディア属(旧ブラジリカクタス属)のブラジル原産の小型の球サボテン。全身が細かい棘におおわれており、春になるとてっぺんにたくさんの蕾をつけて、オレンジや赤色の花を咲かせます。開花が長いのが特徴で、2週間~1か月ほど花を咲かせます。

丈夫で育てやすく、冬に日光によく当てることで春に開花しやすくなります。

ムスクラ

レブチア属(アイロステラ属に分類されていることもあり)の小型の球サボテン。全身が白い刺におおわれ、生長とともに群生します。花色はオレンジ色で、花期が5月から9月と長いのが特徴です。

その他の花サボテン

  • クジャクサボテン エピフィルム属に属する森林性サボテン 花期は5月から6月で、花色は白色・赤・紫・黄・ピンク・オレンジなど多種
  • 月下美人(ゲッカビジン) クジャクサボテンの仲間。純白の花を夏の一夜だけ咲かせる。
  • シャコバサボテン シュルンベルゲラ属に属する森林性サボテン 茎節の形が蝦蛄ににていることが名前の由来で、冬に大輪の花を咲かせることからクリスマスカクタスとも呼ばれる。

これらのサボテンについては、別に記事がありますので育て方も異なりますので、興味があるかたはこちらをお読みください。

サボテンの栽培について

サボテンは、多肉植物の一種で、多肉植物は生育期により、春秋型、夏型、冬型の3つのタイプに分かれます。サボテンはほとんどの品種の生育タイプは「夏型」です。

夏型は夏に盛んに生育するタイプです。多くは生育適温が20〜30°Cの範囲にあり、春と秋はゆっくり生育し、冬は休眠します。このため、春と秋は、水やり、肥料を少な目にする必要があります。

サボテンの栽培方法についてはこちらで詳しく説明しています。品種別の育て方もあるので育てたい品種がある場合はそちらの記事も参考にしてください。

まとめ

サボテンは、その姿だけでも観葉植物として人気があります。高さが10メートル以上になる鬼面角や、うさぎの耳のようなかわいい見た目の、白桃扇(バニーカクタス)、接ぎ木の台木になる竜神木などがあります。また最近では棘がなくやわらかな見た目のロフォフォラ属や星形の形などがある、アストロフィツムなども多肉植物同様に人気があります。

ダイソーなどで見かける、ゴツゴツした岩山のような見た目のコリファンタ属の象牙丸や、ウチワサボテンの「金烏帽子(キンエボシ)」小さな丸い茎節がどんどん子吹する「銀手毬」も成長すれば花を咲かせます。また花ではありませんが、ギムノカリキウム属の日本の改良種の全斑の品種の「緋牡丹」(ヒボタン)はまるで花のようなかわいらしい見た目で一大ブームを起こしました。

サボテンの花言葉は、枯れにくいところから「枯れない愛」や「燃える心」「偉大」などがあります。品種により花色や花の咲き方もさまざまです。水やりなどあまり手間がかからないことでも人気の秘密です。

サボテンを買ったらぜひ、その品種を図鑑などで調べてみてください。園芸店では店員さんに聞いて今後の成長の仕方を教えてもらってください。切り花では楽しめないサボテンの花の魅力。ぜひお気に入りの品種をみつけて、美しい花を咲かしてお部屋に飾ってみてください。

執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

農薬販売届 受付番号:210-0099

皆さまに本当に有益な情報をお伝えできるよう、心を込めて運営しています。
執筆者・監修者の詳細についてはこちら

\SNSはじめました!フォローお願いします!/

掲載内容については、調査のうえ、情報の正当性、公平性に万全を期して執筆しておりますが、誤記や誤りなどが見受けられる場合には「お問い合わせ」よりご連絡お願い申し上げます。

スポンサーリンク
\良い!と思ったらシェアお願いします/
\SNSはじめました!フォローお願いします!/
タイトルとURLをコピーしました