リョービ(RYOBI)ブランドのチェンソー、ガーデンシュレッダー、ヘッジトリマ、刈払い機(刈払機)、草刈り機(草刈機)、芝刈り用バリカンなどガーデニング製品は、マキタ(makita)ブランドとならんで大変有名です。一方、農業・園芸用の小型農機具も多く取り扱いしていることはあまり知られていないかもしれません。
この記事では、リョービ(RYOBI)の芝刈り機(芝刈機)について、どんな種類、特徴があるのか、また付属品も併せて徹底解説していきます。
リョービ(RYOBI)とは?
リョービ株式会社は、世界トップクラスのダイカスト(ダイキャスト)メーカーです。他にも、電動工具、ガーデン機器、清掃機器などDIY機械で馴染みがあるという人も多いのではないでしょうか。
実は、電動工具、ガーデン機器、清掃機器などを手掛けていたパワーツール事業部門は、2018年に京セラグループの京セラインダストリアルツールズ株式会社へと事業譲渡されています。しかしながら、京セラインダストリアルツールズは、認知度の高いRYOBIブランドをそのまま継続して使用しているため、現在でもホームセンターなどでその製品を見かけることができます。
よく見ると、製品の外箱やカタログに「RYOBI」と「KYOCERA」のロゴが併記されています。事業は京セラインダストリアルツールズに譲渡されましたが、これまで通り変わらずにアフターサポート含めユーザーを大事にしてくれる信頼できるメーカーといえるでしょう。
リョービ(RYOBI)芝刈機の種類(特長・価格・使い方)
リョービ芝刈り機は、コンセントに電源コードを刺して使用するものと、リチウムイオンバッテリーを使うコードレスタイプのもの、そして電気の力を使わない手動式のものがあります。そして、電気を使うものの中でも、片手で扱う「バリカン」タイプと手押しで押す「自走式」タイプに別れています。
リョービ芝刈り機の選び方のポイントですが、家の庭など、5坪程度の広さでは、バリカンタイプをおすすめします。10坪超えてくるとさすがにポールをつけてもきついので、自走式を選んだ方がよいでしょう。
芝刈り機バリカン(芝刈りバリカン)タイプ
芝刈り機バリカン(芝刈りバリカン)とは?
芝刈り機バリカン(芝刈りバリカン)とは、電気の力で芝刈り機エンジンを起動させ、芝を刈込む機械です。コンセントの電源を使用するタイプと、リチウムイオンバッテリーを使用した充電式のコードレスタイプのものがあります。リョービは両方のタイプを展開しています。
また、片手で持てるハンディタイプや、刈払機のような、長いポールについたグリップを持つタイプのものもあり、ハンディタイプにポールアタッチメントをつけることで、刈払機のように立ったまま作業することを可能にします。
芝刈りバリカンは電動なので、静かに刈込むことができます。周りに住宅がある場合は特に重要な点です。庭など、10坪未満の範囲にベストな芝刈り機といえます。
おすすめのリョービの芝刈りバリカン
リョービ(RYOBI) AB-1120
AB-1120本体は刈込幅110mmと小型軽量で、錆びにくく切れ味長持ちの両刃のニッケルコーティングブレードを採用しています。キワ刈りが綺麗にできるコストパフォーマンスに優れた商品です。刈込み高さを15・20・25mmにワンタッチ調節できます。
また、アクセサリーのポール&スライダセットを装着すれば、立ったまま芝刈り作業ができます。
刈込幅が160mmになったAB-1620もあります。刈込幅110mmでは心許ない方は、こちらを検討してみてください。
リョービ(RYOBI) BB-1800
18Vリチウムイオン電池を搭載した、刈込幅160mmのコードレスタイプの電動芝刈りバリカンです。切れ味にこだわった「日本製・新潟三条刃物」を採用しています。
リョービ(RYOBI) PAB-1620
こちらの製品は、刈込幅が160mmになったAB-1620をベースにポールがついたものになります。
リョービ(RYOBI) BPB-1800
こちらの製品は、BB−1800をベースにポールがついたものになります。
芝生バリカンの使い方と注意点
こちらで紹介した商品は、全て高さ調節機能がついていますので、基本的には地面に沿ってバリカンを走らせれば、高さを揃えて刈ることが出来ます。
バリカンブレードの刃(ブレード)の部分は、コーティングされるなどハサミとは異なるため、研ぐ必要はありませんが、使用後に水洗いして拭くなど、こまめなメンテナンスが製品の寿命を伸ばします。面倒だとは思いますが、使用後はきちんとメンテナンスしましょう。
またリョービの製品ではありませんが、バリカンの他、芝刈り用のハサミというものもあります。下記にはさみについて詳しく記載していますので、ご参考にしてみてください。
自走式タイプ
リョービの自走式タイプの特徴は、他社がほぼガソリンを動力にしているところ、リチウムイオンバッテリーを動力にしている、電動式を展開しているという点です。
電動式はなんといっても、音が静かです。ガソリン式の駆動音は畑で使っていても、周りに気を使うほど騒音がします。自宅の庭や周りが住宅街の公園、学校のグラウンドで芝刈りはこちらの電動式の芝刈り機がおすすめです。
リョービ(RYOBI)LMR-2300 電源コードタイプ
リョービ(RYOBI)LMR-2300 は電源コードを必要とする、自走式芝刈機です。刃はロータリー式で、コードから供給される強力なパワーが芝の刈り込みをスムーズにします。
手動芝刈機(手動芝刈り機)タイプ
手動芝刈機の特徴
手動芝刈り機とは、ハンドルを握って、前に押し出して芝を刈り込む機械です。ハサミやバリカンでの芝刈作業に比べて、立ったまま作業ができ、広範囲の芝刈作業を可能にします。
特徴としては、なんといっても軽量で静かなこと、住宅街などで使用する場合は、大変重要なポイントです。また、電動式やガソリン式のものと比べてリーズナブルで、充電したり、ガソリンを入れたりする手間がかかりません。
イメージとしてはミニ耕運機、自走式草刈機の動力がないバージョンです。
リョービ(RYOBI)手動式芝刈機 HLM-3000
手動式芝刈機HLM-3000は、非常にスタンダードな万人におすすめできる手動芝刈り機です。リール式5枚刃で、リール刃、受け刃、タイヤの回転力、耐久性も高く、頑丈です。刈幅は30cmとスタンダード、刈高は、10-45mmの5段階に調整することができます。
また、グラスキャッチャ(集草カゴ)が最初から付いているのもポイントで、刈り取った丈の長い草を収集することができます。
また、刈込幅が37cm(370mm)に広がったHLM-3700もあります。
手動式芝刈り機は、刃物(ブレード)の研磨など、メンテナンスが重要です。より詳しい情報を知りたい方は、下記を参考にしてみてください。
リョービ芝刈機の修理
故障した時は、電話による問い合わせをしましょう。下記HPに問い合わせ先の電話番号、メールアドレスが載っています。
リョービの芝刈機を中古で買いたいときは
リョービの芝刈機は、その性能に比して安価を実現していますので、新品でも手の届きやすい価格になっています。しかしながら、中古でもいいからもっと安く入手したいという人もいるでしょう。その場合におすすめなのが、大手オークションサイトである「ヤフオク!」を利用する方法です。
オークションというと価格を随時確認しなくてはいけないなど煩わしいイメージがあるかもしれませんが、実は現在の「ヤフオク!」には「定額」で出品されている商品が多くあります。「定額」で出品されている商品は、オークション形式とは異なり、表示されている価格に対し購入ボタンを押すだけで即時取引完了となります。このように煩わしさもなくなっているばかりか、農機商品の取扱い数も急拡大しており、非常に使い勝手のよいサービスに進化しています。
以下にリンクを用意しましたので、ぜひ一度のぞいてみるとよいでしょう。
=>ヤフオク!で検索してみるまとめ
リョービ(RYOBI)ブランドは、芝生を刈る芝刈機の他に、草刈機(刈払機)、チェーンソー、耕うん機(カルチベータ)、剪定バサミやノコギリ、バリカン、ヘッジトリマーなど様々な工具を展開しています。
リョービ製品はコメリやカインズ、ダイユーエイトなどのホームセンターの園芸、資材コーナーにデモ品が置かれていることが多いので、実物を確認することが可能です。芝刈機は他に、マキタ(makita)、ボッシュ(bosch)、ハスクバーナ ゼノア、ホンダ(HONDA)、山善(yamazen)、キンボシなどもあります。是非手にとって、重さなどを確かめてください。
リョービ製品の型番は、HT,ABR,IM,BLM,BHL,BHT,AK,AKS,PHT,LMなどがあります。
(補足)芝生の手入れアレコレ
日当たり・水はけ
植物は光合成によってエネルギーを作ります。特に、芝は日光が大好きで日当たりが良い場所を好みます。また、野外で育てるため、水はけが良い土地が望ましいです。日陰が多い場所の場合は、日照時間が比較的少なくても問題ない品種を選ぶと良いでしょう。刈高を上げてできるだけ葉の面積を多くし、光合成を促進させるなどの工夫も有効です。
水やり・散水
芝は、生育期に比較的多くの水やりが必要な植物です。生育期、土が乾いたら、なるべく水をやるようにしてください。特に猛暑の時期は夏枯れを防ぐため水やりを毎日してあげましょう。一部の葉が徐々に巻いて丸まっている状態だとすると、明らかに水不足のサインが出ていますので、水やりをしてあげましょう。
基本的な水やりの頻度の目安は週に1〜2度で、夏はできるだけそれ以上に散水するといいでしょう。休眠期の冬場は特に散水する必要はありません。
また、芝を新たに栽培するときには、芝苗を張る「芝張り」の作業や「播種(種まき)」後は、基本的にたっぷりと水やりをしましょう。芝張り、芝の張り替えなどを行った際には、その当日にたっぷりと水やりをするのはもちろんのこと、その後1ヶ月間程度は、頻繁に水やりをします。この1ヶ月が芝生の養成期間となりますので、可能な限り乾燥させないことが重要です。
より詳しい情報は下記を参考にしてみて下さい。
小規模な芝生はジョウロや庭のホースからの散水で大丈夫ですが、公園やグラウンドのような大規模な芝生だとスプリンクラーなどが必要になってきます。
エアレーション
エアレーションとは、芝生に専用の穴あけ機で穴を開けることで、土壌中の酸素を増やし、透水性を高め、土壌表層に溜まる老廃物であるサッチの分解を促進させ、サッチの蓄積を防ぐために行います。
芝生は、畑と違って一度植えてしまうと、耕耘ができません。このため用土が固くなり、サッチが蓄積し、芝の育成を阻害してしまうのです。
エアレーションを行う適期は、芝生の生長がよい時期です。具体的には暖地型は初夏や梅雨明け、寒地型は春と秋が適期となります。また、エアレーションに合わせて、レーキや熊手で蓄積したサッチを取り除く、またサッチ分解剤を使ってサッチを除去するサッチングも行ってください。
目土
目土は、芝生の管理特有の言葉で、「めつち」と読みます。目土は、芝生の上に川砂などをかぶせ、覆うことで、サッチの抑制や表面のデコボコを平にしたり、新芽を保護したり地温を保つ効果があったりと、非常に重要です。具体的には年間に1〜2回、4〜5月、10月に行うのがベストです。
普通の土(そこらのへんにあるような土)を使うのは駄目ですよ!
芝生の目土用の土も販売されていますので、ご自身で目土作業を実施することも可能です。
広い敷地の芝生をお持ちの方は、造園業者などに目土を頼むと良いと思います。ご自身でやるより安く綺麗に仕上がります。
⇒草刈り・芝刈りなど造園を頼みたいときにはただし、7月〜8月頃の真夏の時期は一度にたくさんの目砂を入れることは避けましょう。真夏は地温が高温になることがあり、葉や茎が傷んでしまうリスクがあります。目土入れの適した時期としては4月〜6月頃、もしくは暑さが過ぎ去った秋頃が良いでしょう。
芝刈り
芝刈は、刈り込むことによって上への成長を止め、芽吹きを促進させて新芽を増やし、密度を高める働きがあるので、欠かせない手入れの一つです。葉が短くなる分、葉の枚数を増やして光合成ほ活発化させ、濃い緑になります。また、芝刈りしないと、芝が伸びっぱなしで害虫のすみかになってしまい、病気になりやすくなります。
生育期は月に2度以上、生育が旺盛で芝が伸びる最盛期は、出来れば週1くらいの頻度で芝刈りしてください。芝刈り機は様々な種類があり、電動、エンジン式、また刈る方式としてはリール式とロータリー式があります。さらに、芝刈り機は芝の際をうまく刈ることはできないので、見た目にこだわる方は、際刈りの為にハンディバリカンも必要になってきます。匍匐茎(ほふくけい)のような横に伸びるランナーは気にせず刈って大丈夫ですが、立ち上がりが目立つならば目土してください。
芝刈り機、芝刈りハサミやバリカンには様々な種類があるので、下記を参考にして必要な面積に応じて、ベストなものを選んでみてください。
芝生にはどんな雑草が生えるのか
芝生には、約70種類程度の雑草を見かけることができます。雑草は、生育する季節によって以下の2つに大別できます。
- 「冬雑草」秋から翌年の初夏にかけての冷涼期に生育する雑草
- 「夏雑草」春から夏の高温期に生育する雑草
雑草の中には、花を咲かせるものも多いです。「綺麗だな」と残しておくと、雑草の繁殖につながるので見かけたら抜き取ったり、駆除、防除するなどの対策が必要です。芝生に生える代表的な雑草を掲載しますので、ご自身の芝生に生えてきたら該当するものかどうか調べてみてください。
植物名 | ウラジロチチコグサ | オオイヌノフグリ | カラスノエンドウ | スズメノカタビラ | オオアレチノギク | オランダミミナグサ | セイヨウタンポポ | ハルジオン | ハコベ | ノゲシ・ハルノノゲシ | ツメクサ | ノボロギク | オオバコ | エノコログサ | カタバミ | オヒシバ | メヒシバ | カヤツリグサ | ザクロソウ | コメツブウマゴヤシ | コニシキソウ | シロツメクサ | スギナ | チガヤ | ニワゼキショウ | ハマスゲ | チドメグサ | ヒメスイバ | ヒメクグ | ヨモギ |
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写真 | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | (準備中) | |||||||||||||
冬雑草/夏雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 冬雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 | 夏雑草 |
芝生に生える雑草の除草方法
芝生に雑草が生えると、芝生があるため、雑草だけを草刈・草取り、手で引き抜くのは大変です。このため、芝生には影響なく、雑草だけ枯らしてくれる選択性の芝生に使える除草剤を使うのがおすすめです。アージラン(グリーンアージラン)やMCPP、24d(2,4-D「石原」アミン塩)、ザイトロンアミン液剤などがよく知られています。
芝生で使える効果的な除草剤について知りたい方は下記を参考にしてみてください。
養生
芝生の養生とは、芝生を踏みつけたりすることがないように立入りを規制することを指します。芝生を養生する理由は、外部からの衝撃を避けて芝の根や生長を促すためです。また、オーバーシーディングなど種まきをしたときにも、芝がしっかりと発芽して根付くように養生します。
特に芝張り、張り替え後、エアレーション後、種まき後、芝が弱っているときに行います。養生に使えるフィルム、シートや不織布などは下記を参考にしてください。
芝を増やしたい時
芝は冬枯れしたり、踏み付けられすぎたり等で枯れることもあります。枯れた後に芝を植えて、芝の量を増やして密度の濃い芝生を作りましょう。隙間を埋めて芝を増やしたい場合は、直に種まきするよりも、種を容器(ポットやプランター)で育苗し芝苗を作ってから、苗を地面に植え付けるという方法がおすすめです。植え付け後、養生期間を設けて土に定着させるようにしてください。
また、冬にも芝生を維持するために暖地型の芝生に寒地型の芝を種まきし、「芝を芝で覆う」オーバーシードという方法があります。寒地型でオーバーシードをする場合は、ウィンターオーバーシードと呼びます。一年中芝が必要な競馬場などではよく行われている方法です。オーバーシーディングは手間が非常にかかるので、メリットデメリットをよく考えた上で行ってください。